ニートからの脱出 既卒・ニートの就職活動

ニートからの脱出方法。既卒就職活動。原因・生活ときっかけ

*

ニートは再出発できない?将来安定した生活を送るために

   

曇り後晴れ

ニート生活をしながら将来のことを考えている人はあまりいないでしょう。なんとなく過ごし、気がつけば時間だけが過ぎている、そんな方は多いと思います。

しかし一大決心をし就職活動を始めるとあることに気づきます。

「ニートから再スタートは可能なのだろうか?」

私自身もニート生活をやめ、就職活動を始めた時、そんな考えがよぎりました。ハローワークで求人票を探し応募するも結果は不採用。面接で断られるのなら良い方で、8割以上は書類選考でお断りされていたからです。

自分は一生就職することが出来ないんじゃないか?ブラック起業くらいしか採用してくれる会社はないのでは?

もし仮にブラック企業に勤めることになって、将来安心して生活できるのだろうか?同年代を追い抜くことは無理としても、背中が見えるくらいまでは追いつけるのだろうか?

仕事が決まりもしない内から、そんなことを考え不安に押しつぶされそうになっていました。

今回は長いニート期間を経て働き始めた後、再スタートをして回りと同じような生活を送ることが出来るようになるかについてお話させていただきます。

ニートは再出発できる

始めに結論をお話すると、長いニート期間を過ごした方でも再出発をして周りと肩を並べることは可能です。私の知る限りでは35歳までニート生活をしていた方が社会復帰され、今では立派に働き、奥さんや子供を養っています。

彼は高校を卒業して有名大学に入るも、周りの空気に馴染めずそのままドロップアウト。20歳から22歳まではスーパーのアルバイトで生計を立てていましたが、将来に不安を感じアルバイトをやめて就職活動に入ります。

しかし、大学中退の理由を上手く答えることが出来ず、一向に採用される兆しがありませんでした。

徐々に就活にストレスを感じ、求人応募は一週間に1回、1ヶ月に一回と減っていき、23歳のある日就職活動を止めてしまったのです。

家庭環境に恵まれていたため働かずとも食べていけたのも、ニート生活に拍車をかけたのかもしれません。結局35歳までの12年間社員としてもアルバイトとしても働くことはありませんでした。

ニート生活で楽しいことなんてなかった

一般的にニート生活というと、「楽」なイメージがあります。働かずとも両親が食べさせてくれ、自分は遊んでいるだけでいい。上司に怒られることや同僚に気を使う必要もありません。誰もが憧れる生活でしょう。

ただ彼は「ニートをしていて楽しかったことや楽だったことなんて1つも無かった」と言います。始めの内は好きな時間に起きて、腹いっぱいご飯を食べて、趣味に没頭できる自由な時間が楽しかったといいます。

しかしそんな時間は1ヶ月もすれば飽きてくるもので、徐々に両親や世間に対する罪悪感が強くなってくるのです。

またその期間が過ぎると無気力状態に突入し、何をしても楽しいと感じることがなくなり、笑顔も消え、理由もなしに涙がこぼれる日々が続いたそうです。

外出する時も昼間から出かけると近所の噂話にネタを提供することになってしまうので、家の門から町内をダッシュで駆け抜けていたと仰います。

しかし頭ではこのままではいけないと分かっていても1歩を踏み出す勇気が出ずに、ずるずると時間だけが過ぎて行きました。

そして33歳になったる日唯一の親友であった幼馴染にも見放されます。

「お前はお金がないから何処にも遊びにいけない。俺は仕事の話しとか恋愛話しとか言いたいことはたくさんあるけど、お前と生活レベルが違いすぎて気を使って話すこともできない。正直最近は遊んでて楽しくないし、疲れる。このまま一生やっていくつもり?俺の人生じゃないからそれならそれで別に構わないけど、今までのように一緒に会ったりするのはできない」

親友にそう告げられショックを受けましたが、「このままでは駄目」と何処かで思っていた彼には大きな1歩を踏み出すきっかけになりました。

ニートは再出発できない?

就職活動を始めた彼。10年間でかなり太ってしまった為、当時のスーツを着ることもできず、服を新調して就職活動に挑みます。

しかし簡単に結果は出ませんでした。

彼は今までとった遅れを埋め、同級生達に追いつく為には大手企業に入社するしかないと考え、無謀にも有名会社ばかりに応募をしていたのです。

しかし職歴どころかなんの資格もスキルも持たない彼が採用される訳はなく、ことごとく不採用となってしまいます。

新卒ならまだしも特別な技術も持っていない彼でしたから、当然と言えば当然ですが、「働きたいのに働けないなんて理不尽すぎる」とよく嘆いていたそうです。

結局大手企業は諦め、中小企業や零細企業で経験を積んで3年後に大手企業に転職をしようと方針を変えました。彼の大きな方向転換は功を奏し、35歳で無事採用が決まります。

日本は空白期間に厳しく一度道を外すと働くことが出来ないと勘違いされていますが、そんなことはありません。

いきなり大手企業に就職するのは奇跡でも起きない限り厳しいですが、中小や零細企業はどこも人手不足であり、未経験者を積極的に雇用している企業はたくさんあるのです。

新卒と同じ月給18万円スタートでしたが、休みは週休2日とそれなりにしっかりした会社で3年間真面目に仕事をこなしました。

また職場の事務員の友人の女の子を紹介してもらい交際もスタートしめでたく結婚をします。

3年間経験を積んで大手企業に転職する計画でしたが、現職場で主任を任されるようになり、給料もアップし、働きやすさを考慮し今の会社でやっていこうと決意しました。

生活レベルが改善した為、見放されていた友人とも元通りの関係に戻ることができ、文字通り再出発することが出来たのです。

現実的な就職活動を

ご覧いただいた通り、ニート生活を送っていた方でも社会復帰することは可能です。但しいきなり大手企業を目指したり、一発逆転を目指しても不発に終わる可能性は高いでしょう。

自分には何が出来るのか?どんな仕事なら採用される可能性が高いのか?その仕事は続けられるか?どのようにキャリアアップして生計を立てていくか。そのような現実的な目線で就職活動をすることはとても大切です。

考えすぎると1歩が踏み出せなくなるので、闇雲に就職活動をすることも大切ですが、なかなか採用が決まらない場合は自分が高望みしすぎていないか方針を見直すことも時に大切です。

 - ニート就職