なにがなんでも家で仕事したい!外で働くのは嫌だ!
家の中で働けるなら、偉業を成し遂げれるのに・・・
ニートみんなが憧れる在宅仕事。
コミュニケーション力に自信がない人は、とくにそう思いますよね。
僕はアルバイト時代でさえ外に出たくなかったので、小論文の添削バイトに挑戦したり、内職を回してもらったり、データ入力をしていました。
ただスキルが足りなかったり、単価が安すぎたり、良い案件ってかなり少ないんですよね。
でも今の時代は違います。
ネットの発達により、PCひとつあればできる仕事が増えてきました。
場所にとらわれず仕事をする「リモートワーク」や「テレワーク」なんて言葉も誕生しました。
そこで今回の記事は、長年在宅仕事で生計を立てている方々におすすめの仕事を聞いてきました。
また各業界の先輩達に、「必要なスキル」「仕事をもらうコツ」「苦労したこと」などアドバイスをもらいましたので参考にして下さい。
在宅ワーカーに突撃!
就職して会社員となるリモートワークか、フリーランス/副業/アルバイトか
でもこれ大失敗。実はニートにとって、在宅会社員はとてつもなくハードルが高かったようです。
リモートワーカーは
「あいつは家で仕事やらせておいても問題ないだろう」
「あいつなら家で一人で仕事できるだろう」
「問題が起こっても一人で解決できるだろう」
というのが根本の考え。つまり絶対的なスキルがあって、それが会社からも認められているから家で働けるんです。
それを知った純粋無垢な僕は、
と腕を磨いていましたが、そう単純でもありません。
スキルを持っていても証明できなければ意味がないんです。
高いスキルがあることを証明しないといけないので、普通に就職するよりも難しいんです。
未経験なんてもってのほかで、実績主義なんですよね。(コネとか見つければ例外ですけどね)
だからニートが目指すなら、フリーランス(起業も含む)/副業/アルバイトとしての在宅仕事です。
仕事の例
ここからは各職種で働く先輩たちに解説していただきました。
在宅の仕事
- プログラマー・エンジニア
- WEBデザイナー・イラストレーター
- 動画編集・YouTuber
- ブログ・アフィリエイト
- せどり
プログラマー・エンジニア
プログラマー・エンジニアってどんな仕事?
WEBサイトやアプリなどコンピューターで動くシステムを作る仕事です。
身近なものだと、スマホゲームの動きやショッピングサイトの構築が代表例ですね。これらはプログラミング言語と呼ばれるものを使って作成していきます。
プログラミング言語には、PHP、Java、JavaScript、Perlなどたくさんあり、仕事に応じて使う言語が変わるので、たくさん使えるようになれば、それだけ仕事の依頼もとりやすくなります。
外部企業と委託契約を交わして業務にあたるパターンと、企業に就職して社内規定に従って自宅で業務にあたるリモートワークの2パターンありますが、どちらのパターンも週に数回会議や出社が求められるので、完全に引き込もれる訳ではありません。
IT業界はこれからも成長していくと思われるので、スキルを磨き続ければ食いっぱぐれることはないでしょう。
また需要に対して人材が少ないのでチャンスでもあります。
ニートやフリーターでも勉強して在宅で実績を積んでいけば、サラリーマンの給料を超える可能性は十分にあります。
プログラマー・エンジニアで生計を立てるために苦労したこと
環境的に古い技術を使っている企業が多く、その技術を吸収するメリットがなかったので最終的に活動の場を他のエリアに移さざるを得ない状況になり、発注してくれる企業となかなか巡りあえなかった。
在宅プログラマーには自己管理能力が必要です。
直接的な監視がないからとハメを外して怠慢な労働をしていると、委託であれば即座に契約解除される可能性も出てくる。
とにかく求められるスケジュール内での進捗こそが最低限のボーダーラインと言っても過言ではありません。
次に技術のブラッシュアップ。
在宅は周りからの意見や戯言を吸収する機会が大きく減るので、浦島太郎になってしまう可能性がある。できることだけを続けていては単価も上げることができません。
WEBデザイナー・イラストレーター
WEBデザイナーってどんな仕事?
WEBサイトのデザイン設計、バナーやアイキャッチの作成、キャラクターイラストの作成などをする仕事です。
WEBデザイナーはWEB上の雑誌と考えればイメージが湧きやすいでしょう。
どの位置に、どの色で、どんなデザインで配置していくかレイアウトを考え、実際に作成していきます。記事の間に挟む、見出し・バナー写真の一部だけ作成するような簡単な仕事もあります。
イラストレーターであれば、発注相手とイラストイメージを相談し、大体の絵コンテを完成させます。
そのあとで下書きとペン入れを行い、色を入れて仕上げをし、台詞や広告の文字などを貼り付けデータを送ります。
WEBデザイナーのスキルとしては、イラストレーターやフォトショップなどが必須です。また常に新しい情報や、デザインの流行などを取り入れるよう習慣づけることが大事です。
企業が色んなネットコンテンツを作っていたり、個人が副業でサイトを作っていたりするので、それらを請け負う仕事は山のようにあります。
スキルを磨きつつ実績をアピールできれば、在宅でも十分食べていけます。
WEBデザイナーで生計を立てるために苦労したこと
毎月安定した収入が必要ですが、月によっては仕事量にかなり波が出るので、経済面でもスケジュール面でもそこをどうにか工夫してカバーするのが大変でした。
仕事をする上で大事なのは、
①メールや電話など対面でなくても打ち合わせができること
②報酬が高い人と繋がること
③ファンを増やすこと
自分の長所を見つけ、あなただから仕事をお願いしたんだと言うファンを増やす事で、継続的に仕事ができますし新しい仕事も舞い込みます。
最初はとにかく仕事がなく、ノウハウも分からないのでモチベーションがかなり下がります。
一件やっても時間もかかるので効率悪く生計は立てられませんでした。
とにかくたくさんの勉強や作品を根気強く行うのが大変でした。
動画編集・YouTuber
動画編集ってどんな仕事?
企業や店の宣伝動画を編集したり、YouTuberの動画編集を請け負うのが主な仕事です。
2020年から5G時代に突入し、動画は益々活発になると言われています。
YouTuberも増えているので需要は大きく、誰かの専門編集者になることで安定して稼ぐのも可能です。
一般的に使用されるソフトはFinal Cut Proか、Adobe Premiere/After Effectsなどで、これらをソフトを使えるようにしておけば困りません。
また自分でYouTubeや動画サイトなどにUPして広告収入を得る方法もあります。
この場合、企画・脚本・撮影なども自分一人でやる(もしくは委託する)必要があるので、作業量は多くなりますが、当たれば報酬は独り占めできます。
動画編集で生計を立てるために苦労したこと
動画編集は趣味でやっていたので、そこそこできるんですが、依頼してくれる会社が皆無でした。
クオリティで勝負すると大手や企業には勝てないので、安さ勝負に。
毎日寝れずに仕事して、収入が少ないという下請けの典型例となりました。
安さ以外でアピールするポイントを作るのとコネ作りができるようになってから安定して稼げるようになりました。
最初は全然広告収入がない事です。
見てくれる人は皆無で、そこから増やしていくのですが、なんでもかんでもやると薄っぺらい内容になってしまいますし、範囲を狭くするとすぐにネタ切れを起こすのでバランスにとても苦労します。
またネタ探しにもとても苦労しました。
ネタが全くでない時もあるので、なるべく出かけるようにし、周りをきょろきょろしながら探すようにしています。
それと起承転結、動画の強弱を大切にしています。
ただ話しているだけの動画ほどつまらないものはないので、強調したい部分は大げさと思えるほど大きな声と大きなリアクションで興味をひいてもらうように注意しています。
ブログ・アフィリエイト
ブロガー、アフィリエイターってどんな仕事?
サイトに訪問した閲覧者に商品を紹介し、その閲覧者が商品を購入すれば、商品販売者から仲介料として広告収入が貰える仕組みです。
商品を販売している会社が、宣伝をしてくれブロガー、アフィリエイターにお礼のお金を支払っているイメージですね。(厳密にいうと、仲介にGoogleが入ったりASPと呼ばれる会社が入ったりします。)
ブロガーやアフィリエイターの仕事はとにかく訪問者を満足させること。訪問者が分からないことや教えておしいことを、丁寧に解説し良質なコンテンツを作り続けることです。
ライティング能力だけでなく、マーケティング力やデザイン力など、ネットに関する様々な知識が必要です。
2016年頃までは月100万円以上稼ぐ人がたくさんいましたが、最近は下火になりつつあります。
ブロガー・アフィリエイターで生計を立てるために苦労したこと
アフィカスなんて言葉もあるので、楽に簡単に稼げる仕事と思い甘い気持ちで参入しました。
が、とてつもなく大変でした。日々勉強し、時代を読み、色んなスキルを身につける。それでもお金になりません。
仕事から帰ってから毎日3時間くらいは費やしていたと思いますが、月1000円稼ぐのに3年かかりました。
はじめの内は記事を書きまくって、とにかく我慢すること。
ブログやアフィリエイトは自動販売機やストックビジネスに例えられます。一度作れば、放置しておくだけで自動でお金を稼いでくれる仕組みだと。
たしかに2016年頃までは、そんな時代でした。私も月100万ほど稼げていました。
しかしGoogleの度重なるアップデートにより月5万まで下がり生活が圧迫していきました。
今は盛り返して、なんとか生活できていますが、万人にすすめられる仕事ではありません。
もしやるなら1年くらいは寝ずにやるくらいの覚悟が必要です。
せどり
せどりってどんな仕事?
物を安く仕入れ、仕入れ以上の価格で売り、その利益を儲けとする仕事です。
たとえば家電量販店のセール商品を購入し、通販サイト・アマゾン・メルカリ等で通常価格で販売します。
他の在宅仕事は「タイミング・人脈・行動力・運」など様々な要素が複雑に絡み合って、成功失敗を分けています。
しかしせどりは、売れる商品さえ見つかれば、誰が売っても売れるので再現性が高く始めやすい副業です。
いかに安く仕入れられるかを探す。売れる商品を見つける。それだけの仕事です。
常に値段が変動するので市場価値の動向をチェックし、情報集取を怠らないことが重要です。
チケット転売のような違法行為や、困っている人に通常価格より高く売る悪質行為とごっちゃにする人も多いですが、せどりは安く仕入れ、通常価格で売るのがポイントです。
せどりで生計を立てるために苦労したこと
英語圏での仕入れも行うため、ビジネス英語が必要になり勉強するのが大変でした。地域によってローカルルールもあるので、対応するのが大変でした。
輸入品は危険物でなくても税関で止められることが多いので、申請を通すことにも苦労します。配送も1つのリスクとして捉えるようになりました。
現在、日本の製品やアニメグッズはアジア圏で高値で売れます。特に韓国中国は、アニメグッズが高価格で売れる割合が多いです。
これからはアジア、でもっと売るための工夫が必要になってくると思います。
そして、販売方法についても一つのサイトやサービスに頼るのではなく分散し、規約変更や、料金の改定に備えるべきです。
YouTubeでせどりに興味を持ち、自分もできそうと思いやってみました。
でも安い商品が全く見つかりません。リサイクルショップやディスカウントショップで価格を読み取るのですが、どの商品もネットの方が安く売られているんです。送料も含めばマイナスになってしまいます。
その後、家電のセール品が良いと聞いたので、行ってみましたが、それもネットの方が安い。
行動力が大事と思って、なにも考えず商品を買ってみましたが、やっぱり売れず。
コツを掴むのに本当に苦労しました。
ただ一度商品をが見つかれば、ライバルに見つからない限り売れ続けます。そういうストックをエクセルで管理して、たくさん持てば十分生計を立てていけます。
各案件の取り方
でも生粋のニートだったら、外で働くくらいなら自宅で死ぬ気で働いてやんよ!という方も多いのではないでしょうか?
最後に上記で挙げた仕事の案件の取り方をご紹介します。
クラウドワークスとランサーズ
簡単な仕事からやってみたいなら、『クラウドワークス』や『ランサーズ』などクラウドソーシングで仕事を探してみましょう。
様々な仕事案件を募集しているので、応募しましょう。
契約を交わしたら期間までに仕事を納品。OKがでらば報酬を受け取れます。
上記で紹介したような、プログラミンやWEBデザイン、記事作成やアンケート回答などもありますよ。
ココナラ
逆に自分のスキルを売るならココナラが有名ですね。
「WEBデザインできます」とか、「プログラミングできます」とかプロフィールを作成し、値段も設定しておきましょう。
それを見た発注者から注文が入ります。
イラストやWEBデザインをやっている方なら、ポートフォリオも掲載しておけば発注者が頼みやすいですね。
サイト・SNS運営
自分のサイトやSNSを作ってアピールするのも受注のポイントです。
発注者側からすると、連絡が取れなくて困ることって多いので、気軽に相談できる仕組みを作っておきましょう。
SNSで作品を発表して地道にフォロワーを増やしていけば、企業から案件の依頼がくることも多いですよ。
営業(電話・メール・SNS)
最強の仕事の取り方は営業です。
電話でもメールでも訪問でもなんでもいいですが営業をかけます。案外、仕事をお願いしてくれる会社は多いんです。
ただ、ニートコミュ障というテーマのこの記事をお読みの方に「営業をしろ!」なんて無茶言う気はありません。僕は無理ですから。
ですので、まずはクラウドソーシングから初めて働く感覚をつかんでみるのが良いと思います。