【PR】この記事には広告を含む場合があります

  • この記事の監修者

監修者:粟生

社会福祉士、精神保健福祉士、公認心理師。大学卒業後、福祉系の専門学校に入学し、社会福祉の道に進む。行政や社会福祉協議会等で、子供から高齢者、障害者と幅広い属性の方の相談援助業務に携わってきた。現在はソーシャルワーカーとして若者の相談支援に携わっている。

ニートから正社員就職

働くのが怖い・就活が怖いを克服するには|元ニート/臨床心理士/社会福祉士に突撃!

2022年3月28日

働くのが怖い・就活が怖いを克服するには|元ニート/臨床心理士/社会福祉士に突撃!

 

働くのが怖い!

 

既卒からの就職って怖すぎないですか?

人間関係も怖いし、仕事できるかも不安だし、ヤーさんとジェットコースターに並んでる気分です。

 

この恐怖をどうにかして克服できないかな?

 

「元ニートだった人は、どうやって恐怖を克服したんだろう?」

「心の勉強をしてる臨床心理士なら、どうやって克服するんだろう?」

「就職支援をしてる社会福祉士は、どんな風に解決してるんだろう?」

 

ということで、今回の記事は「働くのが怖い」「就職活動するのが怖い」という気持ちを様々な角度から解消すべく、「臨床心理士/カウンセラー」「社会福祉士」「元ニート」の方々に相談しました。

 

「就活」や「正社員で働くのが怖い」原因 『人間関係』『トラウマ』『ブランク』

「働くことの何が怖い」アンケート

  • 人間関係が怖い
  • 過去の失敗やパワハラなどトラウマを思い出して怖い
  • 怒られないか怖い
  • 仕事ができるか不安
  • ブランク、空白期間があって自信がない

 

はじめに、就活や働くことの「何が怖いのか」アンケートをとりました。

全部分かりすぎて怖いです・・・。

これらを元に「臨床心理士」「就職支援相談員」「元ニート」に回答してもらいました。

 

臨床心理士・カウンセラーによる「働くのが怖い」解消提案

臨床心理士/カウンセラーによる「働くのが怖い」解消法

 

大前提として、働くのが怖い人に「頑張れ」とは言いません。

就職だけが人生の目的ではありません。

 

経済的に許すなら、働かないという選択肢があってもいいのです。人の幸せの形はそれぞれで、働くというのは一つの価値観にすぎません。

 

何が怖いかを深掘りする

しかし、もし働かなければ生活ができないという人は、まず「なぜ自分が働くのが怖いのか」思考を深めるところから始めましょう。

 

「場慣れしてないから怖い?」

「人の目が怖い?」

「否定されるかもしれないという恐怖?」

「想像より自分がダメだった時を想像している?」

 

もし場慣れしていないだけならアルバイトから始める。

人の目が気になるのなら、カウンセリングや専門機関のドアをたたく。

正社員の想像ができなくて怖いなら、経験者に話を聞く。

 

このように自己分析をしたうえで、社会経験のない人たちを支援するセンターに相談に行きましょう。

 

「認知行動療法」でマイナス行動を変える

働くのが怖いのを深掘りすると、対人関係が怖いという人もいたと思います。

人間関係が怖い場合の解消法例を1つ紹介します。

 

行動を変えて、思考や考えを変えるのを『行動療法』と言いますが、昨今注目されているのが、思考や考えを変えて行動を変える『認知行動療法(CBT)』です。

要するに、なにかあった時に今までと考え方を変えて、行動しようというものです。

 

例えば知り合いに挨拶をしたが返事がなかった。

怖いという気持ちが強い人は、この時「無視された!」→「あの人は私のことが嫌いなんだ!」→「これからあの人を見かけたら逃げよう」と考えます。

 

ねじれた思考

ねじれた思考

 

しかし事実は知り合いにしか分かりませんよね?

 

「挨拶の声が小さくて聞こえなかっただけかもしれない」

「考え事をしていて気づかなかったのかもしれない」

「無視はされたが御機嫌斜めだっただけで、その日は誰が挨拶しても無視されていたのかもしれない」

 

真相は分かりません。

なのに怖い気持ちが強い人は自分の思考の癖で、「私は嫌われているんだ!」とネガティブに決めつけて考えてしまいます。

これを思考がねじれていると言い、そのせいで行動も後ろ向きになるのです。

 

この偏った思考を正しく修正して、行動を変えるのが認知行動療法です。

 

認知行動療法 考えのねじれを修正する

認知行動療法 考えのねじれを修正する

 

こう考えれば、逃げるという後ろ向きの行動から前向きな行動に変わりますよね。

「ポジティブシンキング」とは違い、「事実とは異なるねじれた考え方を修正する」がより近いです。

 

 

トラウマに関しても同様です。

 

「昔いた上司はパワハラまがいの嫌な奴だった」

「今度の上司も嫌な奴に違いない」

「上司は全員嫌な奴」

「上司は全員避ける」

 

まずは自分よがりのネガティブな感情に気づくこと。そしてそれを修正して行動に変えてあげることで、徐々に怖いという感情が薄れていきます。

ねじれた考えが習慣になっているので、すぐに修正するのは難しいですが、意識していくことで変えていけます。

 

社会福祉士による「働くのが怖い」解消提案

社会福祉士による「働くのが怖い」解消法

 

怖いという気持ちは当たり前です。

だって誰もが新しい世界に飛び込むのは「怖い」と感じるからです。

 

例えば、よく知らない国に留学に行くとしましょう。まずは「言語やその国の風習、制度」を語学学校に通って身に着けると思います。そうじゃないと、その国で暮らすのが不便です。うっかり法律違反をしてしまったら罰せられます。

同様に、働いたことがない人が急に仕事をしたら失敗も多いです。失敗してしまうと、あなたはきっと落ち込んで立ち直れなくなってしまうでしょう。

 

ですからまずは、「働くための準備」からしていきましょう。

理想はあなたの状況をよく知っている人のもとで、少しだけアルバイトをすることから始めます。それが無理であれば、ハローワークの就労支援を利用しましょう。ハローワークの就労支援では、就職支援や面接攻略法などの研修があります。

現在では8050問題などがあり、民間でも支援グループがたくさんあります。恥ずかしい気持ちもあるかもしれませんが、少し勇気をだして相談してみてください。きっとあなたの助けになってくれますよ。

 

あなたがすべきことは

「少し前に進む勇気をだす」

「できないことや、やったことがないことは素直に伝える」

 

民間の支援グループに頼ってもかまいません。あなたの状況を知り、協力したいという企業や会社を紹介してもらいましょう。

世の中には、あなたを支援してくれる人たちはたくさんいます。

あなたの状況を知っている人なら、あなたを馬鹿にしたりなどは決してせず、段取りをおって仕事を教えてくれるはずですよ。

 

元ニートによる「働くのが怖い」解消提案

元ニートによる「働くのが怖い」解消法

 

働くのが怖い気持ちを解消してから入社したわけではありません。

就職した後も、2ヶ月くらいは怖かったんです。

 

恐怖を無くすために色んな本や体験談を読みましたが、怖いものは怖いです。就職した後も始めはびくびくしていました。

でも今は大丈夫です。

 

最初の1歩をどうやって踏み出すかが勝負だと思います。

怖いのを克服する方法は見つからないと思うので、怖いけど1歩を踏み出せる仕組みをいかに作るかです。僕は親に援助はいらないと言い切って、働かざるをえない状況を作りました。

 

でも就活時に想像していた、会社で浮くんじゃないか?とか、ニートだったことをバカにされるんじゃないか?とかの心配は杞憂でしたよ。

学生時代クラスに馴染めなかったタイプなので、会社でもそんな扱いを受けるんだろうと思っていましたが、回りはそんなこと考えもしていません。

一生懸命仕事に取り組んでいるか?それだけでした。

ニート生活が長かったので、会社を学校みたいに考えていたのが間違いでしたね。

 

人と関わらない仕事を探す

できるだけ人と関わらない仕事に就けるかどうかも重要だと思います。

今までニート生活をしていた人が営業職をしたり販売業をするのはやっぱりきつい。

だから工場や配送業のような人と関わる時間が少ない仕事を選んで、慣らしていくのがよいと思う。(どちらも体力的にはハードでしたけどね)

 

フリーランスとして生きていく

どうしても無理なら、就職しないという手を使うしかないですね。

僕も正社員をしながら副業でライター業をしています。この世界ではフリーランスとして働いている人も多くいます。それなら自宅でお金も稼げるし怖い思いもしなくていいです。

 

ただし全てが自己責任であり、生活できるレベルまでもっていくのは大変だと思います。サラリーマンの方が安定しているという意味では楽だと思います。

 

  • この記事の監修者

監修者:粟生

社会福祉士、精神保健福祉士、公認心理師。大学卒業後、福祉系の専門学校に入学し、社会福祉の道に進む。行政や社会福祉協議会等で、子供から高齢者、障害者と幅広い属性の方の相談援助業務に携わってきた。現在はソーシャルワーカーとして若者の相談支援に携わっている。

-ニートから正社員就職

© 2024 突撃!ニート先輩|既卒・フリーター・職歴なしの脱出ブログ|正社員就職